2012年11月7日

その3


再びどうもこんにちは。
これは思い切り妄想含んでいるので、どうしようかとも思ったのですが、映画のネタバレに繋がるしなぁ、と再びこちらからお送りします。

映画ゴティックメードの物語…というか、ベリンとトリハロンのふたりを見ていて、私は「また感じた気分」がありました。
永野先生の漫画には色々な表現…ハードでエグいのもあるけれど…時折「おいこれは少女漫画かい!?」というように受け取れるようなことがあります。
(別に少女漫画詳しい訳ではありませんが…)
FSSにもこういう印象を抱いたことが何度かあるし、他の作品でも、あるいは実生活でも一度だけ感じたことです。
そして私は永野先生が描く「こういう感じ」が大好きで、思わず嬉しくなったものですが…
…しかしこの印象を自分の中で確たるものにまでは出来ず、1回目が終わってしまいました。
しかし2回目のあと、舞台挨拶で永野先生がある一言をあのふたりに対して言ってくれたお陰で、私も大いに納得し、3回目はすっかり浸ってしまったのでした。

…そんな事を頭の片隅に記憶しつつ、もう一度FSSのリブートやらDESIGNSやらトレーサーを見返していたら、思いついた事です。
その思いつきは物凄い急激に、昔からあった疑問や、FSSのこれからの事がパズルのようにバタバタと埋まっていきました。
勿論これが正解だとは思いません。(もう既に違う事を考えていらっしゃる方もいますし、そちらの方が正しい気も自分でもするのですが)
ただこれも何か辻褄は合うような気もするので、妄想垂れ流しだと思って笑って読んでやって下さい。
どうせ(^_^;)答えが出るのは何年も先で、忘れてしまうでしょうしね。


まず映画で一つ判ったことを思い返しながら、トレーサーのユニオ5の記事を読み返してみました。
…ますますわからない。一番謎なのが「やがてはジュノー星にも影響を与え、コーラスの血を守り、クローソーをずっと守っている」
は?か、関係ないじゃないと一度は思ったのですが…
でも、今度はノルガン・ジークボゥの記事をリブート7から。
「誰もが驚く人物を妻とし、膨大な人々の命を救う。そして彼にはとある女性が絶えず見守っていて、その女性が彼を導く」
この文の最後にある、ジークボゥを導く女性は、さっきの事からユニオ5なのだと確信しました。だって彼とそっくりだったし!
(まぁそうでなくとも血筋とかありますが…)

じゃあジークボゥは誰と結婚するの?あと、句読点の解釈が分かり難かったけど、「膨大な命➡フィルモア帝国民」を救うのは、結婚によりもたらされるの?
頭を巡らせたら…いるじゃん、一人だけ。ふたつの文章に合いそうな、該当する人物が。

…もう判った方もいるとは思いますが、ここで昔からあった疑問が2つ。
「どうしてコーラス6は3巻で、フィルモアのパルチザンにいたの?」
「モンド・ホータスは、ジュノーにいるのにどうしてフィルモアの名残を多く残しているの?」
でした。
前者はまぁ身を隠すため、後者はそれだけ国の影響力が強かった、と片付けられるのですが…
でもブロードの先祖が何をしたか分かっていて、(あの説明シーンの前に彼は知っているはず)いくら大いなる過去の話とはいえ、あそこにコーラス6がいるのは何か変な気がちょっとしていました。フィルモアのパルチザンがでかいのかな、とかそんな風に思うことにしましたが。
後者は、滅びた国の象徴が何万年後別の星で大いに残っているのは、カラミティがなくなったあと、人々の思いがそうさせたのかな…でも良くわかりませんでした。

でもどちらもこれで解決するかも。
私が頭に思い浮かんだ妄想は
「ジークボゥはセイレイと結婚して和平を結び、フィルモアの一部がジュノーに移される」

…でした。どうでしょう?
でも、AKDのカラミティ侵攻の頃にはもうAKDの影響のない星はジュノーしかありません。
あと、今現在、フィルモアとコーラスは国交断絶状態…それも王族とはいえ一個人の恨みだけでそうなっちゃった(まぁラルゴの件がなくてもそうなってしまったかも知れないけど)のだから、大国同士の和解って何処かでなされるのではないかと前から頭にあったのですが…
大国同士が戦争を伴わず手を結ぶ、のはゴティックメードのモチーフとしてもありますし、繰り返されてもいいかな、と。

となるとDESIGNSの、それ以外でもあったような気がするセイレイに添えられた言葉
「理屈ではなく結果として彼女はコーラスの王女」
というのも凄く説得力が出てくる。分かりませんが、ダイ・グにはかなり怒りを表していた彼女が、その正体を知らぬままジークボゥに出会っちゃったりなんかしたら…
しかも娘を騎士には嫁がせたくない、と母エルメラ王妃は言ってますが…「ジークボゥのファティマは皆借り物で、生涯ファティマを娶らなかった」んですよ。これならOK?(いやそういう問題…か?)
しかもコーラス4は血を遺さず、セイレイの家系がコーラスの主流になって行きます。…当然コーラス6も。
繋がるじゃん!さっきのユニオ5のことも。私の抱いた疑問も。

…と思ってしまったわけです。いかがでしょう。え、おかしい??
果たしてその答えはいつわかるのかなぁ…

私が映画でベリンとトリハロンに感じていたもの、それは「恋をする前の柔らかな空気」でした。
それは例え言い争いをしていたってハッとするんです。何故かFSSではたまーに、何回か体感しました。そしてそれがとても好きだったりします。
他の映画でも一度だけあって、それは「おもひでぽろぽろ」だったりします。昔家族と観に行って父が「これは大人が観るべき映画だね」と感心していたのを後になって気付かされた一作です。当時は判らなかったのですが。
ただ二人は手すら触れあうこともなく別れてしまいました。それでちょっと悩んだのですが、
センセイが舞台挨拶でふたりの事を「淡い恋」だと仰って頂けたので、ああ、あってたんだ!とホッとしました。(^_^;)…

でも皆さんの身近にこういう空気を感じるひとがいるのなら、その手は絶対離さない方が良いですよ。

…以上、妄想終了。

20121107
チーク(@cheekandlip)

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    私はFSSニワカですが、納得できる良い記事ですね。
    ゴティックメードは未見なのですが、記事を読んでいつか見てみたくなりました。

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  2. 8月13日にコメントを下さっていたとは気がつかず失礼いたしました。チークと申します。
    現在FSSやGTM関連のブログに関しては別ブログを立ち上げており、普段はここに妄想垂れ流しなど、色々書いてあります。
    「絶対秘密。」
    http://zettaihimitu.blogspot.jp/
    良かったらこちらもどうぞ。ただGTMに関してはネタバレも書いてありますのでその点ご注意いただきたいです。(ジャンル訳でGTMネタバレとあります。)
    この記事は昨年のゴティックメード公開時、映画のネタバレ部分を隠す為一部をgoogleドキュメントに移動して上記ブログにて公開していたものですが、携帯では読むことが出来ないというお話があったため、このようにタイトルを伏せて普通のブログでもこっそり投稿していました。
    ひょっとするとノルガン・ジークボゥ辺りのキーワードでいらっしゃったのかもしれませんね。

    ノルガン・ジークボゥに関してはこの時思うことをつらつら書いて今月ようやく漫画にも実物が登場した訳ですが、実はあの後幾つか思うことが変わり、一部については結論が変わっています。(ただ映画との関連性があるためここでは書くことが出来ません。)
    しかし半年以上たった今も大まかにはまだこんな感じの妄想を抱いております。
    改めて今回久しぶりにこの記事を読み返しました。コーラスの国交断絶について触れていますが、2話で断絶してしまった二国、フィルモアとハスハについてですが、どうも後者に関しては国交が復活しそうな予感を連載再開後の記述の幾つかから予想できるようになりました。「ジュノーンとクローソー」がとあるGTMに名前を変え、どうも聖宮ラーンへ場所を移しそうだからです。これは最低でも交流がないとできない事ですし、はっきり言ってとてつもない行為だからです。
    だとしたらフィルモアも国交回復の線はあるかな…そんな事は改めて実感しました。それがどんなものになるかは、漫画を追っていくしかないと思いますが。
    どうぞ機会があれば映画ゴティックメードもご覧になられてみてください。
    9月20日に大阪・梅田にて上映会があるのでお近くだったら尚良いのですが…(上映会については下記リンクからどうぞ。)
    https://www.dreampass.jp/e465
    どうしてゴティックメードの記事なのに当時こんな事が書かれていたのか、お分かりになるかもしれません。

    長々と失礼いたしました。良かったらまた「絶対秘密。」共々宜しくお願いいたしますm(__)m

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