2012年11月6日

その1


どうもこんにちは。
映画ゴティックメードをご覧になられた方の中には、ひょっとして永野護先生の作品に接するのがはじめてだった方も決して少なくないとは思います。
映画をご覧になられて、どう感じられたかは勿論人それぞれです。
どうも先生の漫画作品「ファイブスター物語」とも関係あるらしい。それを知っていたか知らなかったか。それもそれぞれです。
それでも何かがとても印象に残った、あの二人の続きが気になった、あのゴティックメードってどうなっていくの?変な人たちいたけど何?
とにかく永野先生が作り上げた映画世界の続きを知りたい方への、これは簡単なガイドです。
もしこれを読んで分からないことがあれば遠慮なくご質問をいただければと思います・・・とはいってもファイブスター物語に四半世紀付き合ってしまった私でも、ゴティックメードの情報には分からないことも多いので、その点はご了承を^^;(不明の場合は今回ちゃんとその点も記させていただきます。)

まず・・・映画をご覧になって、この世界を気に入られたあなた。この後どうしましょうか。

とりあえずファイブスター物語の単行本1巻、もしくは最近新しく出たFSSリブート1を手に取ってみてください。(FSSはFive Star Storiesからくる略称です。)パンフレットをお持ちの方は、一番後ろに本の表紙が掲載されているのでそのリストを是非ご覧下さい。
映画ゴティックメードの冒頭、鳳凰(角川書店のマークですね)が星々を駆け抜け、その羽根の一枚がしおりのように漫画の一ページに落ちていきます。
あそこに出て来た書物はFSS12巻(既刊の一番最新のもの)のメインの最終頁(本当は続きがあるんですが)になります。
あそこで閉じられ、登場した少年少女達は、映画ゴティックメードと関連性があります。
しかしいきなりそこから追っても訳が分からないので、1巻から読むのが無難だと思います。

さて二種類あるFSS。単行本1巻がいいか、リブート1が良いかは、書き直し部分があるか、連載時のままか、という多少の違いはありますけれど、本屋さんにあったほう、あるいは表紙の好みで選んでいただいて全く構わないと思います。
え?手っ取り早く知りたい?そんな方は1989年に公開された劇場版ファイブスター物語を。ブルーレイディスクも現在発売中ですが、ドコモのアニメストアでも月額420円のパックで視聴可能。
こちらは永野先生全く関わっていませんが、奥様の川村万梨阿さんがベリン同様、こちらでも主役の声をされています。66分なのでゴティックメードとほぼ同程度の長さです。内容もおおむね原作どおりになっているので、漫画じゃ不安な方はこちらからでも追随可能です。

1巻をひとまずご覧になられたら、あ、映画に何人か同じような人がでていた様な、そんな気がしませんか?
漫画本が閉じられた後、冒頭シーンにいきなり微笑をたたえて登場したのは、ファイブスター物語の主役,
レディオス・ソープ(本当の名前は違いますがここでは伏せます。)とファティマ・ラキシスになります。そして角川書店のマークを持った書をパタンと閉じる謎の女性。この3人は乱暴に書きますが、この世界の神様です。
そして漫画ファイブスター物語の巻末には年表というものが必ず存在します。
ファイブスター物語は、この年表に書かれている出来事が不動のものとして絶対的な存在になります。ご面倒かもしれませんが是非一度目を通して頂きたいです。
そして白い本を閉じる女性の名前も、この年表の最後に書かれているので良かったらご覧下さい。というか彼女も、もう既に何回も物語には登場していますが。神様ですから。

ファイブスター物語1巻は年表右下あたり、成人したラキシスがソープと再会する2988年から始まっていきます。
しかし読み進めていくと途中で過去の話になったり、あるいは年表を超えたはるか未来の話になったり、あるいは全く異なる宇宙の話に移ったり、連載の時空系列は時々えらい勢いで飛躍します。
・・・ここまで書いたらお分かりになったでしょうか。ゴティックメードもファイブスター物語に絡んだ、どこかの歴史の話なのです。
その割には星や国の名前とか、出て来るロボットの名前とかが違いますが、それはまた後ほど。

映画ゴティックメードに登場するトリハロンは映画ではドナウ帝国の第3皇子という立場で詩女の警護を担当しますが、その後彼はベリンとの誓いを守って周辺諸国をまとめ、結果として"二重帝国"の初代皇帝になります。(映画では字での紹介だけですが・・・)
この二重帝国がファイブスター物語では名前を伴って登場します。(最後のキャスト紹介で一応その名前が出て来るのですが、あんまり速くて分かりませんよね^^;)その名はフィルモア帝国。
FSSの1巻でもひとコマだけ、その時の君主レーダー8世が登場しています。トリハロンは彼の遥か昔のご先祖様にあたるのです。
そしてフィルモア帝国はその後もずっとずっと、色々な形で登場します。主役のソープとラキシスのいる国家ではありませんが、かなり影響力の強い国なのです。時には物語の悪役的立場として登場することもあります。

さてファイブスター物語の年表に記されていて、もうかなり以前からファンの間ではその歴史が当然のように記憶され、加えてその一部がもう漫画には示されている未来の話があります。
このフィルモア帝国のある星、カラミティ・ゴーダースがやがて星ごとなくなってしまうのです。
1巻の巻末にある年表を今一度ご覧頂くと、それが3239年であることがお分かりになると思います。
ちなみに12巻現在では3031年の話が書かれています。え、まだ200年ある?いえ実はこの世界の人間の寿命は360歳位(かなり老いた状態で)あるので、実はもうあまり時間がありません。
現在漫画の世界では、この星の危機をもう既にフィルモア皇帝は承知していて、あれこれ動いています。それがどうなっていくかは、まだ今の時点では分かりません。
ここで重要な役として登場するのが冒頭の表紙12巻表紙に出て来る金髪ウェーブ姿の女性・・・しおりに閉じられた少女も同じです。
彼女の名前はクリスティン・V。彼女は当時の皇帝ダイ・グ・フィルモア5世に仕えるハイランダーです。
ハイランダー・・・ゴティックメードにもその単語が出てきます。この意味は両作品とも同じ、皇帝騎士で良いです。
そして皇帝ダイ・グはあの頁に出て来る少年です。

あれ、金髪ウェーブの女性って、最後に出てこない?
あれがクリスティン?・・・はい、そうです。
カラミティ・ゴーダースの星が崩壊する時まで、彼女はフィルモア帝国の皇帝に仕え続けます。
でもただ星が崩壊するのを待つわけではありません。まず多くの帝国民を、星の民をどこかに移さなくてはなりません。それはフィルモア帝国皇帝の宿命。
それを成し遂げなければならないのは、最後の最後に登場した、茜色のボロボロの衣を上に纏ったフィルモア皇帝なのです。それも妙なくらいトリハロンそっくりの、黒髪の彼。
あの茜色の衣は、ベリンが織った布を、トリハロンが皇帝の衣として仕立て上げ、それが3千年の時を越えて、代々の皇帝に受け継がれ着ている物なのです。漫画でも若き皇帝ダイ・グが当然のようにそれを着て戦陣に飛び出していきました。
但し、映画ゴティックメードの画面でアップになって現れるフィルモア皇帝・・・彼はダイ・グではありません。
このトリハロンそっくりの彼はファイブスター物語の連載が再開されるとほぼすぐに、新たに登場することが決まっています。勿論トリハロンとは違う名前です。まだこの時はフィルモア皇帝ではなく、トリハロンと似た年頃の少年です。
彼は非常に誠実で優しく、人望のある人柄なのだそうです。・・・あれ、そんなところもトリハロンに似ていませんか?

このトリハロン似のキャラクター・・・ややこしくなるので今は名前は伏せますが彼がやがて何と言う名前のフィルモア皇帝になるのかも既にファンには明らかになっています。
それがどうして分かるの?そして今漫画に出ているダイ・グ・フィルモア5世はどうなってしまうの?そしてこのトリハロン似の彼・・もし中身まで彼とそっくりだったら、いささか繊細過ぎないかと思われる新たなフィルモア皇帝は、星がなくなってしまう危機に一体どう立ち向かうの?
そういうのをあれこれ推察して楽しむのも、漫画ファイブスター物語の醍醐味の一つになると思われます。

やっぱり長くなっちゃったなぁ、まだFSS絡みのキャラクターは他にも登場しています。次回はそれも少し。ベリンのこともちょっと書きたいですが・・・







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